豊浦町

第一次産業のまち

町名が示すとおり、噴火湾(内浦湾)に面し、奇岩の並ぶ風光明媚な海岸線「礼文華海岸」や北側にニセコ町との境界にそびえる「昆布岳」(標高1,045.1m)を配した農水産物が豊かな第一次産業のまち。
農業では道内一伝統あるブランド「豊浦イチゴ」の産地であり、水産業では「噴火湾ホタテ養殖発祥の地」としても知られています。また、道内のSPF豚生産量の4分の1を占める「豊浦町SPF豚」や牛肉などの畜産にも力を入れています。
地域ブランドとして商標登録された「豊浦いちご」やSPF豚など特産物を堪能できる「いちご豚肉まつり」をはじめ、「豊浦漁港豊漁まつり」、「まるごと豊浦北の収穫祭・TOYOURA世界ホタテ釣り選手権大会」などのイベントも行われています。

秘境駅と洞窟

礼文華地区の小幌(こぼろ)は、2つの見どころで知られています。一つは、JR室蘭本線にある長万部寄りの新辺加牛トンネルと礼文華山トンネルとの約80mの切れ間にある秘境駅ランキング全国1位の「小幌駅」、もう一つは、数百万年前の海底火山の活動で形成された岩石からなる「小幌海岸」と「小幌洞窟」です。
「小幌駅」は、一時廃止の危機もありましたが、年間維持費と管理を町負担により行うことで、JR北海道と町との1年更新の協定を締結し、存続しています。
「小幌洞窟」には、江戸時代(寛文6年1666年)にこの地を訪れた美濃国の僧、円空が彫ったとされる仏像「岩屋観音」が奉られており、漁師の守り神として崇められています。

撮影スポット

町初の指定文化財で、平成21年に国の景勝文化財「ピリカノカ」(アイヌ語で「美しい・形」の意)の指定を受けた「カムイチャシ」(史跡公園)は、アイヌ語で「神のとりで」と崇められた場所で、長さ16m・幅5m・深さ3mの濠に神秘性がうかがわれ、展望台からは噴火湾を一望することができます。鉄道ファンの間では、名撮影地(撮り鉄のメッカ)としても知られているそうです。
登山口がある昆布岳には、約3時間で頂上に立つことができ、山頂からは羊蹄山、ニセコ連峰、洞爺湖、噴火湾まで一望できる大パノラマが広がります。5合目付近にはメガネ岩、珍しい植物や貴重な鉱山植物なども見ることができます。

河川やキャンプ場も有名

貫気別川(二級河川)支流ポンベツ川の標高120m付近にある「ポンベツの滝」は、落差約20m、幅約5mとやや小ぶりの滝ですが、豪快で滝壺も規模の割には大きく、西胆振地域でも屈指の名瀑です。下流には「白糸の滝」、「透見(すかしみ)の滝」、ポンベツ川支流上泉川には「そうめんの滝」があり、自然探訪にはうってつけのポイントです。
貫気別川に遡上する鮭を捕獲する施設「インディアン水車公園」やキャンプ場も多く、「礼文華海浜公園キャンプ場」、「豊浦海浜公園キャンプ場」、「豊浦町高岡オートキャンプ場」、「豊浦町森林公園キャンプ場」などアウトドアを満喫する施設も充実しています。